
爪を立てるなと何度言えば【ストッキング】
シーナちゃんが生足サンダルでなくなる瞬間が一年で最も物寂しい、と言ったお客さん(素足マニア)がいました。風流とは花鳥風月脚、の5つだそうです。ストッキングやタイツやソックスの脚を見るのは玄関に転がっている蝉の死骸と同じくらい、夏の終わりの絶望を突きつけられるのだそうです。わたしの下半身に自然のわびさび、もののあはれを感じてくれても別にかまわないのですが、その例えはやめろと思った。学園系イメクラを辞めてOL、秘書系の店に移籍するとき、あ、ストッキング買わなきゃいけなくなるのか……と思ってけっこうめんどくさかった。制服ある店でも、ストッキングは下着扱いで自前のことのほうが多いです。支給してくれる良心的なお店もあったけど、支給してもらえるだけあってとことん安物だったのか「息してるだけで伝線する」レベル、驚異のもろさだ...